介護給付金を利用したファクタリングサービス

通常、介護給付金は介護施設側に報酬として受け取るまでに、2ヶ月のラグが発生します。現在の介護保険制度では、介護診療を国民健康保険団体連合会に請求して、約50日後に入金される仕組みになっています。特に、介護事業を立ち上げた初めの月や、事業を拡大したい場合にこの時間差が資金繰りに大きな影響を与えます。介護給付金を使ったファクタリングは早期に資産を調達したい場合に有効な方法の一つで、介護報酬を債権としてファクタリング事業者側に譲渡することで通常より1ヶ月半ほど早く資金を得ることが可能です。

おおまかなサービスの流れとしては、介護施設側が債権を事業者側へ譲渡し、介護保険給付費請求額を事業者側が支払う形になります。ファクタリング事業者による支払いは2段階に分けられ、最初の支払いは審査の結果にもよりますが、介護給付金の80%程度を目安として支払いが行われます。残りの20%程度は、国民健康保険団体連合協会から保険給付費の支払いが行われ後に、介護施設側へ支払われます。回収がほぼ確実な債権のため、新規で事業を立ち上げた直後や債務超過であっても審査が通りやすい傾向にあります。

介護施設側としては、資金を早めに現金化できるというメリットのほか、季節変動の影響等を受けないためお金の流れが安定化するという利点があります。また、経営が赤字化している場合に、その介護施設の経営体質を改善する手段の一つとしても有効です。

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